そばな高原鉄道軌条の敷設>線路標(表示中)急行 home  行き

普通鉄道構造規則 (第52条)の線路標(距離標,曲線標,勾配標,車輌接触限界標)など,各種の線路標を製作しています。

設置されている現物を線路外から観察することはできても,採寸出来るものは多くありません。正確なサイズを調べるのにはかなり苦労しています。保存/展示物や信頼できる資料からもデータを集め,分かったものから製作しています。

●線路標に描き入れる数字は,そばな高原鉄道の線路の実測値を使うようにしています。
●鉄道法規の「信号」に含まれる「
線路標識」は鉄道信号のページにあります。

 
距離標  (甲号,乙号,丙号,その他)

距離標(甲号

レールの脇に1km毎に設置され,起点からの距離を表示しています。(単位km)
図の数値の距離標は起点から32kmの地点に建てられます。

この数値によって,レールに座標目盛り(所番地)を付けたことにもなります。

距離標(乙号)

乙号は甲号から500m離れた地点に建てられます。
表記は,下部に起点からの距離(単位km),上部に大きく「1/2」が記されます。

図の数値の距離標は起点から47.5kmの地点に建てられます。

距離標(丙号)

甲号や乙号の間隔は1km,500mと間隔がひろいので,より短い距離は100mを単位とする丙号によって示されています。

図の数値の標は起点から12km(小数字)+300m(大数字)=12.3kmの地点に建てられます。
 

距離標(その他)

(1)降雪地帯の高い位置に設置されているタイプです
 

 
曲線標 (甲号)

曲線標(甲号

/レールの 曲線半径(この場合は650m)が表示されています。

/カント,スラック,緩和曲線の長さ,円曲線の長さ等が表示されます。

曲線標(乙号)



          製作予定

 
勾配標

勾配標(上り坂)

30パーミルの上り勾配であることを示しています。

30パーミルとは,水平に1m(1000)走ると線路の高低差が3cm(30)になる勾配のことです。

勾配標(表/裏)

/線路はここから12パーミルの下り坂です。

/坂を登りきって,ここから線路は水平です。

Lは水平の意を表すレベル(level)の頭文字のLです。

 
車両接触限界標 (甲号,乙号)

車両接触限界標(甲号

レールが交差・分岐する箇所で,各方向からの車輌同士が接触しない位置の目標にする標です。

車両接触限界標(乙号

降雪地区用の車輌接触限界標です。
多少の積雪がある場合でも,雪の上に頭を出し目標にすることができます。

 
 


 軌条の敷設/支線 ・路線図