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安定した走行のためには車輪とレールの関係が重要であり,鉄道全体を同一の基準で作ることも必要と考えました。そこで,製作に着手する前に基準を決め,これに従ってレールを敷設しています。
製作の都合で支障の生じない範囲で基準から外れた箇所もありますが,分岐器,移線器,急カーブなどでは基準値を正確に守っています。
(1)軌条(レール)

長さ 基本の長さが3.0mのレールを必要に応じてカットして使用 します。長さ2.0mのレールも市販されていますが,常設軌道では3.0mの方が以下の点で有利と考えました。
ただし,
移動を前提とする仮設軌道では2.0mの方が利点が多いと思います。

2.0mレールの敷設に比べてジョイント(継ぎ目板)数が2/3で済み,施工の手間とジョイントにおける走行・保守上のトラブルが軽減 します。

曲線区間では内軌と外軌に長さの差があるのでレールのカットが必要になります 。長いレールはこのカット数が減り端材数も減らすことが出来ます。

断面 右図。この5インチゲージ用レールを3インチ半ゲージの軌道にも使います。

材質 アルミおよび鉄 両者の特徴を比較検討する目的で併用します。
(2)軌道

総延長  約78m 直線区間総延長  約20m  曲線区間総延長 約58m

最小曲線半径(本線区間)  5.1m

最高点と最低点の差 3.2cm(測定点10箇所についての実測値)

最大勾配 20‰(20パーミル)=20/1000(区間距離1m)

雑談 高原鉄道・線路の形を
(3)軌間

デュアルゲージ
89mm(3インチ半ゲージ)と127mm(5インチゲージ)の3線式です。右図は直線軌道部の断面寸法です。

カント 全区間なし

スラック 5インチゲージでは次の値にしました。(円形軌道の半径)-[スラック]

     (5.1m〜6.8m)-[3mm](6.8m〜9.3m)-[2mm](9.3m〜12m)-[1mm]
(4)軌条と車輪の関係

自作の車輪のフランジの形状やバックゲージの値を決めています。

左図は軌条に関係する部分の値で,5インチゲージの車輪についての数値です。

分岐器,移線器の製作や脱線防止レールの設置はこの値の車輪の通過を想定しています。

バックゲージ118mmの車輪までは走行可能です。

3インチ半ゲージの車輪ではバックゲージは83.0mm,フランジ通過範囲は3.8mmとしています。


 軌条の敷設/支線 ・路線図  




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