そばな高原鉄道軌条の敷設線路車両接触限界標 (表示中)

車両接触限界標

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線路上で普段見るのは甲号の車両接触限界標ですが,そばな高原鉄道の冬は雪景色となり線路位置の目印も兼ねて降雪地用の乙号を設置します。
一方,甲号は真上を支障なく乗用車両が通過できるので,実際の鉄道に設置してあるのと同じ位置に置きます。

(1) 車両接触限界標の形と材料

甲号(下図) バラストから少し頭を出すだけの低い位置に設置されるので小さすぎると目立ちません。逆に,大きすぎるとレールや枕木と不釣り合いになります。

結局,他の標と同じ比率で現物の2/8.4(スケールは1/8.4)としま したが,やはりかなり小さい感じです。周りを綺麗にして”存在”が分かるようにします。
小さくても強度と耐久性は必要なので,白色セメントのモルタルで作りました。塗装は白ペンキ塗りです。

乙号(右図) 柱はヒバの角棒,塗装は白色のペンキと黒色のラッカー吹き付けです。
土台は速度制限標識と共通です。(速度制限標識のページの土台をご覧ください。)

(2) 標識(甲号)の製作

(1) 端材で型枠を作ります。底の4隅には三角形の面木をいれて,型枠を外したときに標識頭部の形が正しく出来るようにします。

(2) 白い標識なので白色セメントを使用しました。

(3) 型枠をはずしてみると,白さが足りないので白色のペンキを塗りました。
欠けるなどペンキが落ちても下地を白色セメントにしてあるとほとんど目立ちません。
(写真;型枠から取り出したときの標識です。)

(3) 標識(乙号)の

(1) ヒバの角棒をカットして標識の形が出来あがりました。
(写真左)

(2) 黒色の部分をマスキングして,白色のペンキを塗り終わりました。
(写真中)

(3) 黒色のラッカーを吹き付けてマスキングテープをとると出来上がりです。
(写真右)

(3) 完成した車両接触限界標

甲号

底辺は4.8cm角,道床に置くために高さを5cmに増し ,重量も重くしました。それでも「甲号」はバラストに負けそうです。

乙号

単純なデザインの「乙号」は柱の角をシャープにカットし,はっきりした直線で白黒を塗り分けると線路標の感じが強くなると思います。

 製作メモ  材料費 ・・・・ (甲号) 約100円(含,塗料)   (乙号)  約300円(含,塗料)

●製作時間 ・・・・(甲号) 型枠製作 1時間   セメント作業 30分
           
(乙号) (柱部分のみ)木材カット30分,塗装 30分
●余談
・・・・ 車両接触限界標は杭を地面に打ち込んで,頭の先を白く塗れば甲号,長い棒を白黒に塗り分ければ乙号になります。 イベント用や,「それらしく見える」だけでよいなら杭でも間に合います。
しかし,手抜きをした模型を作っても面白くないので細かいところにもこだわりたくなります。
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