そばな高原鉄道の建設をすすめている高原の自然を紹介します。

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2005年/後半 
7月(上旬)

梅雨空の下,林の中では自然の造りだす様々なオブジェが見られます。

こんな面白い造形物の作者は誰でしょう?


1(写真左)木の上で遊んでいる小猿達がこちらに手を振っているようにも見えます。緑色で花らしくありませんがれっきとした花です。自生植物でシバザクラの絨毯が気に入ったとみえこの中で年々株が増えていきます。

2
(写真右)計ってみると高さ12cm,幅7cmの「一輪挿し」 がありました。本当は軒下に下がっているのですが,撮った写真をさかさまにすると,台上に置いてあるように見えます。

---答はこのページの末尾にあります。---
8月*1
(上旬)今年はソバナの生育に適した気候だったのか,枝葉がよく伸び,花も多く咲きました。
開花後,1週間以上花の色が褪せないので,次々に開く花がかさなり,灯数の多い大きなシャンデリアが点灯したようになります。(左写真)

(中旬)キレンゲショウマ・・・自生地は四国・九州・紀伊半島の深山ですが, 環境が合うのか小さなポットの苗が大きく育ち,種子が落ちて増えていきます。
1属1種,明治中期に四国で発見されました。自生地が減り現在は絶滅危惧種になっています。(右写真)
9月(中旬)
落葉松林の上をゆっくりと通り過ぎてゆく仲秋の名月。

林の中の線路からは視界が遮られていますが,汽車を止めてこんな景色が見られたら,鉄道の景観としては最高だと思いました。

(写真)トンネルの真上の通路から見た月です。もちろん地下のトンネルは今夜が満月であることも知らず,暗闇の中に眠っています。


10月(下旬)

高原鉄道も秋の色に染まりました。線路に積もる落葉も様々な色と形をしています。黄色と茶色の葉を拾いました。

それぞれ何の木葉でしょう

---答はこのページの末尾にあります。---
11月(下旬)

鉄道唱歌でも「森や林や田や畑・・・」と詠われているように緑と鉄道の景観は切り離せません。
ところが高原の冬に耐えられる常緑樹は少数で,調べた樹種はほとんどが不適当でした。本数の多いものでは,3年生のヒイラギモクセイ300本,ピラカンサ200本,5年苗木のヒマヤラスギ30本など・・・数年後まで残ったのは数本しかありません。

現在はイチイ,キャラボク,アセビ,シャクナゲなどで冬の緑をなんとか維持しています。植栽は今後の課題です。(落葉植物の植栽は6月にあります)

(写真)
環境に適応するものは植栽から種子が飛んで実生苗が自然に育っています。アセビ(左),イチイ(右)
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7月の答(写真左)クモキリソウ (写真右 )コガタスズメバチ(たった1匹の女王蜂の作品)

10月の答(写真左 )ミズナラ(茶褐色)  (写真右)シラカバ(黄色)

 

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