そばな高原鉄道を作っている高原の自然を紹介しています。

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2005年/前半 

1月(上旬)         
最低気温が-10℃を下回る日が多くなってくると川面の一部が凍り始めます。氷の下を水が流れているので落差のあるところでは水しぶきが飛び,それらが凍り付いて様々な芸術作品をつくり出します。
(写真右) 段差のあるところに出来た高さ1m程の氷のレース・カーテンです。粉雪が舞ってカーテンに付着し,雪と氷が一体化しています。上段の川面は水に見えますが凍り付いています。

2月(下旬)
夜半に小雪がちらつき,普段は空に溶け込んで見えない小枝も,雪を載せて墨絵のように浮かび上がってきました。
風も無く静寂の林に突然,活発な小鳥の一団が飛び込んできました。
1〜2分,付近の枝を行き来して,また飛び去って行きます。
(写真左) カメラに向かってポーズをとるシジュウカラです。軽い乾いた雪は羽毛のようにふわふわで小鳥にも苦にならないようです。

[番外編]
銀世界の高原鉄道から,ランの花の咲き乱れるおとぎの国の鉄道にタイムスリップしました。
(写真右)
「世界らん展日本大賞2005」(東京ドーム)のブース内を走るクラウス製Bタンク。荷台にランの花を満載した数両の貨車を引いて,全長10m程のエンドレス線を終日回り続けます。このブースでは花よりも汽車にカメラの眼が集まっている感じでした。
ガーデニングと汽車の組み合わせが最近の流行のようで,各所で見かけます。Gゲージの童話的な感覚が好まれているようです。

3月(上旬)
夜中に雪の舞った翌朝は,森の住人(小動物)達の名前と行動を調べる絶好のチャンスです。
雪の上の足跡(アニマルトラック)を観察してみました。
写真は足跡を判別しやすいように画像処理したので雪の感じが少し失われています。

雪面の影に想像を巡らせ,生きている森を感じて下さい。
1(写真左)一本の線に沿うように歩いた足跡は誰でしう 脇目もふらずに真っ直ぐに歩く,とても真面目な性格のようです。
2(写真右上)高さ1mの雪の土手を乗り越えて線路に向かいました。いったい誰でしょう前足と後足の跡をみると,とても身軽なようです。

次に林の中に目を向けると,どの樹の根元も雪面に丸く穴が空いています。中には渦巻き形の穴までありました。
3(写真右下)これは誰の仕業でしょう樹の根元だけどうしてこうなるのでしょう。

---答はこのページの末尾にあります。---

4月(中旬)
雪解け水で小川の水量が増してきました。流れの脇の小さな湿地ではミズバショウの花が咲いています。下旬には花も終わりますので,「夏が来れば思い出す・・・・」という有名な歌詞よりは季節が 早く過ぎてゆきます。(写真左)

 


5月(上旬)
トンネルの出入口の狭い切通しにも種子が飛んで,花を開く季節になりました。
バラスト上の落葉が腐葉土になり,水分さえ有れば根付く野草のたくましさには驚かされます。(写真 中/スミレ,右/チゴユリ〔稚児百合〕)
 

6月(中旬)
線路周りの 植栽として常緑の低木を植えるため,越冬の可否をツツジ,サツキ,ツゲ,ヒイラギ,アシビなどで数年間 品種を替えながらテストしました。アシビ以外は不可能という結果です。
そこで落葉植物に切り替え,ハイブッシュ系のブルーベリー6品種,11本でテストを継続しています。同じハイブッシュ系でも耐寒性の差は大きいようです。
写真 右/ブルーベリー〔バークレー〕左/クロマメノキ/ブルーベリーに似た実〔浅間ブドウ〕が生ります。)



後半(7月〜11月)を見る

3月雪の上の足跡の答
足跡が 線状に続くのが特徴のようです。左右の足が閉じているので肩幅が狭い動物であることが分かります。
(答)キツネ
(タヌキは肩幅が広く,もっと「がに股」で雪にお腹をこすったりもするそうです。漫画に出てくるタヌキのスタイルから歩く姿も想像できますね。)
小さい足跡は前足,丸く大きい方は後足だと思います。前後の足の位置関係から前足をちょっと着いて(爪を使った?)一気に飛び上がったようで,助走無しに雪も崩さずすごいジャンプ力です。(答)リス(ウサギも似た足跡らしいですが後足がリスよりもっと細長く,前足の使い方が異なるようです。個体差や動作で足跡も変わると思いますが。 )
樹の根元で雪が融けるなら,人や動物がヒーター代わりに使えるとよいですね。(答)太陽(3月の日差しが幹を暖めその輻射熱で 周囲の雪が融 けはじめました。「根回(周)り穴」「根開き」等と言って林に春の訪れを知らせます。写真の螺旋形は株の根元を吹きぬけた風の渦巻きの形のようです。