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橋台と橋脚 鉄橋というと橋桁を連想しますが,架橋工事では橋台や橋脚の建設に,より困難な工事をしている場合が少なくありません。 建設年代が古い鉄道橋には橋台や橋脚に見応えのあるものが多く,その重要性も表していると思います。 製作したプレートガーダー橋は橋脚も景観の重要な要素なので,橋脚にも少しだけこだわってみました。 ブロックがむき出しのままでは味気ないので,最初はレンガを小さくカットして化粧張りをし,石積みの感じに造りました。 ところが遠くから見てレンガ の目地が目立つのは日本的な鉄道景観には馴染まず,レンガを壊してコンクリート製の感じに造り直しました。 写真上は製作中の橋脚で,手前正面のモルタルを塗り始めました。左右側面には10cm重量ブロック2段積みを芯にしてアールをつけた装飾的なコンクリートを打ちました。 上路プレートガーダー橋には転落防止対策が必要です。 この鉄橋でも橋脚の左右のアール(丸み)部分は安全柵の支柱を立てる予定でした。ところが,この位置では鉄橋に近すぎるので,安全対策を他の方法で考えます。 写真下,完成した橋脚です。 |
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鉄橋の組立 ● 橋脚の上に荷重を支える角型鋼管の橋桁を取り付けたところです。橋桁は径10mmのアンカーボルトを使用して橋台・橋脚に固定しています。(左写真 ) ● 角型鋼管の上に軌きょうを径4mmのビス・ナットで取り付けました。この状態で車輌は走行可能な状態になります。(右写真) |
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(3) 橋桁の両面に6枚の腹板を取り付けました。腹板部分は総アルミ製で上部からの荷重がかからないようになっています。 写真左,外軌側面からは見上げる高さになります。見慣れたプレートガーダーの感じです。 |
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完成した単線上路プレートガーダー3連鉄橋 写真左-内軌側から見た鉄橋。写真右-鉄橋の下から見上げたときの枕木やレールの感じです。 |
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