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 橋脚と橋桁

橋脚は1本の丸太をそのまま使い,橋桁には2×6材を2枚平行に取り付けただけの橋梁です。庭園鉄道の橋として,これ以上シンプルには造れないという構造です。
基礎工事

橋梁本体と通過車輌の重量は橋脚1本あたり150kg程度になり,凍結にも耐える必要があるので基礎部分はそれなりに頑丈に造りました。

(右写真) 美観と腐食を防ぐ2点から基礎の形を決めました。橋脚が太い丸太なので基礎の上面はかなり広い面になっています。

右写真の奥に見えるブロック積(高架線2の橋脚)を第2橋梁の橋台として利用します。

(左図) 丸太(橋脚)と基礎の結合は基礎コンクリートの中に径12mmの羽子板付きボルトを埋め込み,長さ240mmのボルトを通して丸太(橋脚)を固定します。
橋脚の製作

(右写真) 直径が270mm〜290mmのカラマツの丸太を基礎の上に立てて固定し,水糸を張って切り取る線を記入します。

(左写真) チェーンソーで丸太の頭の高さを揃え,橋桁を取付ける切込みを入れたところです。

この後,電気ドリルで12mmのボルトを通す穴を開けます。

穴が長いので一方向から正しい位置にドリルを貫通させるのは困難です。

正しい位置の左右から中央付近まで穴を開け,改めて正しい位置を一直線に貫通するように ドリルを通しました。

 
橋桁の取り付け

橋桁は2×6,SPF材を平行に並べ,橋桁の頭部に2本のボルトで取り付けます。

(写真)ボルト穴を開け仮組した状態です。ボルトは長さ240mm,径12mmです。
道床(アクリル板)の取り付け

SPF,2×6材を平行に並べた縦桁だけでも軌きょうを載せられる程度の平面度が得られますが,より広い幅で安定した平面を得るためにアクリル板を敷きました。(右図)

(構造)
実物のプレートガーダー橋の構造は平行に並んだ2本の縦桁の上に枕木が跨って載っていますが,アクリル板を桁の上に渡しコンクリート道床の上に軌きょうが載った高架橋の形に近くします。(下写真)

(効果) 第2橋梁では橋を渡りきる手前から曲線路が始まりますが,この構造ならば橋桁と軌きょうの中心線がずれても問題が起こりません。

また,アクリル板に軌きょうを載せるので1m位の間隔で枕木を固定すれば軌きょうが動くこともありません。

更に,アクリル板を雨除けに利用するために角を曲げておき木部の腐朽対策も兼ねています。
 
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